神木優ソロエンターテイメント「MOMOTARO」
&
「Milt’s Ocarina World」
アメリカシアトル公演、大盛況で閉幕!!
シアトル公演、おかげさまで大盛況で閉幕することができました。
みなさまの応援・支援のおかげで日本の文化、伝統芸能、そしてオカリナの音色をアメリカに届けることができました。
本当にありがとうございました。
報告が遅くなりましたが、シアトル公演のご報告をさせていただきたいと思います。
10日、いよいよアメリカシアトル本公演。
シアトルはこの時期21時くらいになってもまだ少し明るいようで。開演は19時でしたが、まだまだ明るい夜でした。
前説の後、神木優のソロエンターテイメント「MOMOTARO」がスタート。
まずは
「舞-MOMOTARO-」
音楽も振付も、桃太郎VS鬼をイメージしています。音楽は和楽器で構成し、小道具も扇や面を使い、和の要素を取り入れました。
衣装も着物とスーツを組み合わせた斬新なデザインだったので、冒頭から「和」のエッセンスを十分楽しんでいただけたと思います。
途中で般若面への早替えがありましたが、その辺りも楽しんでいただけたようです。
次に
「朗読-MOMOTARO-」
この作品は1885年に英語に翻訳された英語版桃太郎です。
こちらはみるとさんのオカリナと、古木さんのピアノとのコラボ演目。
前奏、後奏、BGMとして入っていただきました。
耳だけでは伝わない部分があるかと思い、プロジェクターで紙芝居的に翻訳された本に掲載されていたイラストを映し出しました。
まだまだ外が明るかったので、映像が効果的ではない部分が少しありましたが、日本の童話「桃太郎」の世界、あらすじがよく伝わったと思います。
次に、
「プレゼンテーション-Dog, Monkey and pheasant on Yin and Yang principles-」
なぜ桃太郎のお供が犬と猿と雉だったのかを、陰陽五行や十二支を使って説明しました。
江戸時代までは日本人は十二支を使って時間や方角を表現していたということや、なぜ日本の鬼があんな格好をしているのかなどを十二支を使って説明すると、非常に反応が良く「本当か?」という質問まで飛び出しました。
終わってからも干支の話で盛り上がったり、興味津々でした。
十二支はアメリカにはあまり伝わっていないようで、その概念自体も伝えることができてよかったと思っています。
最後は
「英語落語-MOMOTARO-」
話は非常に簡単で、昔は子供は親の言うことをよく聞いたので、寝かしつけるときに桃太郎などの童話を読み聞かせるとすぐ寝たが、今は子供が生意気になって来て簡単には寝かしつけられなくなった。
昔々といえば「いつ?」と聞いてくるし、あるところと言えば「どこ?」と聞いてくる。
挙げ句の果てには「なぜおじいさんとおばあさんなのか、きびだんごの意味、鬼ヶ島の意味などを説明し始め、それを聞いていたお父さんが寝てしまう、という話。
18分ほどの落語だったので、英語の力量的に伝わりにくいところもあったとは思いますが、桃太郎を通した落語の文化をしっかりと伝えることができたと思っています。
終わってから感想を聞いてみたところが、一番多かったのは「あれだけ覚えるのがすごい」でしたが(笑)「あなたが私の落語デビューよ」や「生で見たのは初めて」という声もいただきました。
英語落語もしっかりとアメリカに届けることができたと思います。
もちろん、シアトルの一部の方にしか伝えられていませんから、アメリカ公演をやった!と言っても大したことはないのですが、第一歩を出すことができて本当に光栄な時間でした。
本当に貴重な時間をいただきました。
ソロアクトから10分ほどの休憩ののち、みるとさんによるパフォーマンスが始まりました。
第二部も大盛り上がり!
後半第2部はオカリナ奏者・みるとピアノ・古木佳祐による「Milt’s Ocarina World」
第1部とは打って変わって、音楽の世界へ。
オカリナの音色を聞いたことがない人も、馴染みがある人もその世界観にどっぷりと浸かっていただきました。
まずは世界の民謡、童謡シリーズ、3曲。
・峠の我が家
・ちょうちょ
・月の砂漠
「峠の我が家」と「ちょうちょ」は、日本だけでなく、アメリカでもよく知られている楽曲ですが、これを他にはない独特のアレンジに仕上げて、新しい民謡の世界をお届けしました。
続いて、アメリカでもよく知られている曲の独自アレンジやオリジナル曲を演奏しました。
・よこはまカフェ(オリジナル)
・The Rose
・サルベージ(オリジナル)
・人生のメリーゴーランド
お客さんはうっとりとその世界観に浸かっているように見えました。
もちろんオカリナソロ、ピアノソロもありましたし、言葉ではない音楽によって繋がっていく心が見えるような感覚でした。
最後はアンコール、
「りんご追分」
民謡や童謡など誰もが知っている曲でもみるとさんのアレンジにかかるとオリジナル曲のように聞こえる。
でも、どこか懐かしく、聞いたことがあるように感じる心地よさ。
本当に素晴らしい空間が流れていました。
盛大な拍手で第2部を締めていただきました。
そのあとは、抽選会をして盛り上がり、最後は日本式の会の締め方、三本締めからなかば強制的なスタンディングオベーションで閉幕となりました。
本当に素晴らしい公演になりました。
日本ではないところに日本の文化を伝えにいく。
その反応も気にはなっていましたが、想像以上の反応と評価をいただき、驚いています。 これからも海外公演の野望も出て来ましたし、日本の文化や伝統芸能を扱っている以上伝えていかねばならないなという、勝手な意識も芽生えました。
またオカリナ奏者・みるとと組んで海外に回ることができれば幸せなことだな、と心から思います。
また、クラウドファウンディングに参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
想いを胸に、届けることができたと思っています。
最後になりましたが、本公演にあたり、シアトルでコーディネートしてくださった、さとみさん、ようこさんを始めシアトルのみなさま、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。
桃太郎俳優・神木優
オカリナ奏者・みると
ピアノ・古木佳祐
通訳・樹紫苑
文・神木優
神木優ソロエンターテイメント「MOMOTARO」
&
「Milt’s Ocarina World」
アメリカシアトル公演、大盛況で閉幕!!
シアトル公演、おかげさまで大盛況で閉幕することができました。
みなさまの応援・支援のおかげで日本の文化、伝統芸能、そしてオカリナの音色をアメリカに届けることができました。
本当にありがとうございました。
報告が遅くなりましたが、シアトル公演のご報告をさせていただきたいと思います。
10日、いよいよアメリカシアトル本公演。
シアトルはこの時期21時くらいになってもまだ少し明るいようで。開演は19時でしたが、まだまだ明るい夜でした。
前説の後、神木優のソロエンターテイメント「MOMOTARO」がスタート。
まずは「舞-MOMOTARO-」
音楽も振付も、桃太郎VS鬼をイメージしています。音楽は和楽器で構成し、小道具も扇や面を使い、和の要素を取り入れました。
衣装も着物とスーツを組み合わせた斬新なデザインだったので、冒頭から「和」のエッセンスを十分楽しんでいただけたと思います。
途中で般若面への早替えがありましたが、その辺りも楽しんでいただけたようです。
次に「朗読-MOMOTARO-」
この作品は1885年に英語に翻訳された英語版桃太郎です。
こちらはみるとさんのオカリナと、古木さんのピアノとのコラボ演目。
前奏、後奏、BGMとして入っていただきました。
耳だけでは伝わない部分があるかと思い、プロジェクターで紙芝居的に翻訳された本に掲載されていたイラストを映し出しました。
まだまだ外が明るかったので、映像が効果的ではない部分が少しありましたが、日本の童話「桃太郎」の世界、あらすじがよく伝わったと思います。
次に、「プレゼンテーション-Dog, Monkey and pheasant on Yin and Yang principles-」
なぜ桃太郎のお供が犬と猿と雉だったのかを、陰陽五行や十二支を使って説明しました。
江戸時代までは日本人は十二支を使って時間や方角を表現していたということや、なぜ日本の鬼があんな格好をしているのかなどを十二支を使って説明すると、非常に反応が良く「本当か?」という質問まで飛び出しました。
終わってからも干支の話で盛り上がったり、興味津々でした。
十二支はアメリカにはあまり伝わっていないようで、その概念自体も伝えることができてよかったと思っています。
最後は「英語落語-MOMOTARO-」
話は非常に簡単で、昔は子供は親の言うことをよく聞いたので、寝かしつけるときに桃太郎などの童話を読み聞かせるとすぐ寝たが、今は子供が生意気になって来て簡単には寝かしつけられなくなった。
昔々といえば「いつ?」と聞いてくるし、あるところと言えば「どこ?」と聞いてくる。
挙げ句の果てには「なぜおじいさんとおばあさんなのか、きびだんごの意味、鬼ヶ島の意味などを説明し始め、それを聞いていたお父さんが寝てしまう、という話。
18分ほどの落語だったので、英語の力量的に伝わりにくいところもあったとは思いますが、桃太郎を通した落語の文化をしっかりと伝えることができたと思っています。
終わってから感想を聞いてみたところが、一番多かったのは「あれだけ覚えるのがすごい」でしたが(笑)「あなたが私の落語デビューよ」や「生で見たのは初めて」という声もいただきました。
英語落語もしっかりとアメリカに届けることができたと思います。
もちろん、シアトルの一部の方にしか伝えられていませんから、アメリカ公演をやった!と言っても大したことはないのですが、第一歩を出すことができて本当に光栄な時間でした。
本当に貴重な時間をいただきました。
ソロアクトから10分ほどの休憩ののち、みるとさんによるパフォーマンスが始まりました。
第二部も大盛り上がり!
後半第2部はオカリナ奏者・みるとピアノ・古木佳祐による「Milt’s Ocarina World」
第1部とは打って変わって、音楽の世界へ。
オカリナの音色を聞いたことがない人も、馴染みがある人もその世界観にどっぷりと浸かっていただきました。
まずは世界の民謡、童謡シリーズ、3曲。
・峠の我が家
・ちょうちょ
・月の砂漠
「峠の我が家」と「ちょうちょ」は、日本だけでなく、アメリカでもよく知られている楽曲ですが、これを他にはない独特のアレンジに仕上げて、新しい民謡の世界をお届けしました。
続いて、アメリカでもよく知られている曲の独自アレンジやオリジナル曲を演奏しました。
・よこはまカフェ(オリジナル)
・The Rose
・サルベージ(オリジナル)
・人生のメリーゴーランド
お客さんはうっとりとその世界観に浸かっているように見えました。
もちろんオカリナソロ、ピアノソロもありましたし、言葉ではない音楽によって繋がっていく心が見えるような感覚でした。
最後はアンコール、「りんご追分」
民謡や童謡など誰もが知っている曲でもみるとさんのアレンジにかかるとオリジナル曲のように聞こえる。
でも、どこか懐かしく、聞いたことがあるように感じる心地よさ。
本当に素晴らしい空間が流れていました。
盛大な拍手で第2部を締めていただきました。
そのあとは、抽選会をして盛り上がり、最後は日本式の会の締め方、三本締めからなかば強制的なスタンディングオベーションで閉幕となりました。
本当に素晴らしい公演になりました。
日本ではないところに日本の文化を伝えにいく。
その反応も気にはなっていましたが、想像以上の反応と評価をいただき、驚いています。 これからも海外公演の野望も出て来ましたし、日本の文化や伝統芸能を扱っている以上伝えていかねばならないなという、勝手な意識も芽生えました。
またオカリナ奏者・みるとと組んで海外に回ることができれば幸せなことだな、と心から思います。
また、クラウドファウンディングに参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
想いを胸に、届けることができたと思っています。
最後になりましたが、本公演にあたり、シアトルでコーディネートしてくださった、さとみさん、ようこさんを始めシアトルのみなさま、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。
桃太郎俳優・神木優
オカリナ奏者・みると
ピアノ・古木佳祐
通訳・樹紫苑
文・神木優